<六日目 その1>

 この日の朝は早く、5時過ぎにはもう起床して早々とホテルを飛
び出します。とは言っても地下鉄の始発はまだなので、札幌駅ま
でひたすら歩きます。地下鉄2駅分の距離ですが、十分歩いて行
けます。いつも人の往来が激しい印象がある大通の地下通路も、
6時前となるとご覧の通りの静けさです。
第23ランナー 然別行き
1430D
函館本線
普通列車
札幌 稲積公園
06:12 06:27
 早速小樽方面の始発列車に乗車しますが、途中の稲積公園で
下車します。この区間は早朝に珍しい列車が多く来るので、ここで
一気に撮っておこうというわけです。その狙い通り「はまなす」の回
送をはじめとして収穫は多数。写真のミスも少ないし、下手すると
昨日の苗穂よりも充実した撮影になったんじゃないか!?

711系は普通列車に見えるが実は回送

結構レアな「エアポート」車使用の普通列車

「オホーツク」1号(送り込み)はまさかの白ボウズ!

「北斗」2号(送り込み)は・・・(以下略

731系+キハ201系のECDC併結列車

平日朝の名物は「ホームライナー」
第24ランナー 小樽行き
126M
函館本線
普通列車
稲積公園 小樽
07:29 08:03
第25ランナー 長万部行き
2932D
函館本線
普通列車
小樽 長万部
08:07 11:13
 1時間の撮影を終え、小樽行きの普通列車に乗車。小樽で長万
部行きの普通列車に乗り換え。つまり函館本線の「山線」と呼ばれ
るルートを使っての移動です。それはそうと、山線の列車って結構
乗車率高いんだな。座席争奪戦に敗れた自分は後ろ側の運転台
の後ろにて棒立ちですorz ちなみに倶知安あたりから車内が空き
始め、ニセコでやっと座れました。

倶知安で10分ほど停車

人里離れた山奥を走る
 「山線」は函館本線の中でもローカル色が強い区間のため、列車
はひたすら山奥を走ります。昨日の石勝線もそうでしたが、この辺
りは集落はおろか人家すらほとんど見えないという「さすが北海
道!」というレベルの超辺境地帯。車窓も結構魅力的ですが、座席
確保の安心感がきたのか、睡魔にKOされたのが惜しい・・・。。。
目が覚めると列車は二股に停車しているところでした。山線の珍駅
名となると「昆布」が有名ですが、こちらもなかなかのインパクトで
す(笑
 二股から1駅で列車は長万部に到着。乗り換える列車が来る時
間まで20分ほどインターバルがあるため、駅舎を撮影したりしまし
た。そして長万部といえば駅舎の前に立っている「まんべくん」とい
うゆるキャラ。ツイッターで物議を醸したこともあり全国的な知名度
もあるかと思われます(殴
第26ランナー 函館行き
5008D
函館本線
北斗8号
長万部 函館
11:30 12:51
 長万部からは「北斗」8号に乗車。ここで特急列車の登場です。
というのも、この日は函館まで向かう予定なんですよ。しかしこの
まま函館まで鈍行で移動するのは可能といえば可能なんですが、
それだと函館到着が夕方になってしまいます。なので特急に乗っ
て到着時間を早めようというわけです。簡単に言えば時間を金で
買ったんです。
 長万部を発車してしばらくは時々海が見え、その車窓が結構綺
麗だったりします。そして今まで鈍行にばかり乗ってきた分、スピー
ドがより一層速い感じがします。これぞ鈍行旅の副作用。ただ、
「北斗」だと同僚の「スーパー北斗」に比べるとスピード面とかでも
若干物足りない感じがしてしまうんですよね・・・。。。そういう意味
では、損な役回りに甘んじている列車なのかもしれません。

駒ケ岳は頂上が雲に・・・

臨時特急「ヌプリ」号とすれ違い
 快適な特急列車に揺られていると、いつしか列車は終点函館に
到着。全ての乗客が改札口方面へ向かう中、自分はなぜか逆方
向へ。というのも、この車両を撮るためです。さっきまで乗ってい
た「北斗」のキハ183系と似たような車両ですが、塗装は違いま
す。この車両の後ろに連結されている(写真左に写っている)車両
が「北斗」塗装のキハ183系なので、その違いは一目瞭然。写真
の塗装のキハ183系は元々数が少ない上に、先頭に立って運用
されることなんてほとんど無い。こうやって顔が見れるだけでも
ありがたい車両なんです。
 本日の大きな移動はこれで終わったようなもの。この後の予定
はもっぱら函館観光です。というわけで改札を出ると真っ先に観光
案内所の窓口に向かい、市電の一日乗車券を購入。函館の街へ
と繰り出します。
<六日目 その2>
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